ざっくり言うと
- 韓国大邱のカジノ従業員12人をバカラでのイカサマを理由に刑事起訴
- バカラをプレイした中国人2人から4億5,000万円をだまし取った疑い
- 同じ手法で、日本人からも540万円をだまし取った疑い
2022年6月22日、GGRASIAの報道によると、韓国大邱のカジノ従業員12人がバカラでのイカサマを理由に刑事起訴されたとのこと。
刑事起訴されたのは、2017年の違反当時、ホテルインターブルゴ大邱(HOTEL INTERBURGO DAEGU)の外国人専用カジノの幹部2人、上級管理職2人、販促スタッフ4人、カジノディーラー4人の計12人。
Claimed US$3.5mln scam on Chinese, Daegu Casino: reports
(中国人に350万ドルの詐欺を主張、大邱のカジノ:報告書)
イカサマの手口は、カジノディーラーが偽シャッフルとカードのすり替えで、バカラをプレイした中国人2人から45億ウォン(4億5,000万円)をだまし取ったとのこと。また、2017年7月には、同じ手法で日本のプレイヤーから5,400万ウォン(540万円)をだまし取ったとされています。
今回使われたと思われるイカサマの手口は、下記のページでマジシャンのYUKI Yanagawa氏が実演・解説しています。
また、管理職2人と幹部2人は、プレイヤーをインチキバカラに参加させるために2億3000万ウォン(2,300万円)相当のサービスを無償で提供したとされています。韓国の法律ではこの行為も違法です。
◆機械を使ったバカラのイカサマ
特殊な加工をしたカードを赤外線で読み取り、イカサマシューでカードの順番を入れ替える。
「こうした遠隔操作できるシューターは韓国カジノから流れてきたもので、主に中国製のマシンが使用されているという。つまりイカサマシューターの存在は、大手カジノグループがしのぎを削る韓国でも、こうしたイカサマ行為が横行していたということを示唆している。」(文春オンラインより)
モニターに映る黒い印の位置でそのカードが1~9のどの数字であるかを確認できる仕組み。
(画像出典:文春オンライン)
◆たびたび発覚する、韓国のイカサマカジノ
古くは、営業停止となった済州島のカジノ、比較的新しいところでは、2014年の中国人客への支払い拒否騒動などがありました。
『韓国済州(チェジュ)島のカジノを訪れる中国人が増え、同島のカジノにとって中国人は「上顧客」となっている。5月、同島のカジノで大勝ちした中国人客がカジノ側から「イカサマをした」と言われ、支払いを拒否されていた事案で、カジノのスタッフがこのほど「カジノ側の指示でイカサマだとでっち上げた」と語っていることがわかった。』(Searchinaより)
http://j.people.com.cn/n/2014/0714/c94659-8755074.html
◆さいごに
今回も韓国カジノでの不正。
きちんとライセンスを取って運営されているランドカジノですら、少なからず、イカサマはあるという話です。
ライセンスすら持っていない国内闇カジノ、弱小国のライセンスで運営されているオンラインカジノでは、イカサマはあって当たり前と思った方がいいかもしれません。