ざっくり言うと
- 「くぎ曲げ」の疑いで徳島県のパチンコホールを書類送検
- 書類送検されたのは四国・近畿でパチンコホール40軒を運営するノヴィルグループ
- 2022年10月以降、「くぎ曲げ」での摘発は4件目
2022年12月8日、徳島県のパチンコ企業「ノヴィル」グループが運営するパチンコホールが「くぎ曲げ」の疑いで書類送検されました。「ノヴィル」グループは、四国・近畿を中心にパチンコホール40軒を運営する大型チェーン店。屋号は「ミリオン○○店」。
くぎ曲げによる風営法違反(無承認設備変更)の容疑で書類送検されたのは、「ノヴィル」グループが運営する店舗の店長1名、店員2名の計3名。報道によると、6月30日と7月3日に勤務するパチンコ店で遊技機3台のくぎをハンマーのようなもので曲げて不正に改造した疑いが持たれています。3名は「店長が指示した」「利益を上げるためにやった」などど容疑を認めているとのこと。
『「ノヴィル」グループにおいては2020年6月にも旗艦店舗の一つとなる『ミリオン明石店』(兵庫県)で風営法違反を指摘されたとして、(詳細は不明だが)半年ほどの休業を余儀なくされたことは記憶に新しいところだろう。大手チェーンが1度ならず2度までもこうしたニュースで取り上げられたことには驚きを禁じ得なかった。』(パチンコ・パチスロ情報島より)
徳島県を代表するパチンコ企業「ノヴィル」グループの経営ホールが「くぎ曲げ」の疑いで書類送検される
◆相次ぐ「ぐぎ曲げ」による摘発
2022年10月26日、新潟県警が新潟県内のホール企業「DAMZ」の社長ら4名をくぎ曲げと自家買いの疑いで書類送検。
2022年11月7日、宮城県警が岩手県のホール企業「金盛商事」の社長や宮城県内店舗の店長ら4名を書類送検。
2022年11月9日、京都府警が京都府内のホール企業「ナカサン」の社長ら3名を書類送検。
2022年12月8日、徳島県警が徳島県のホール企業「ノヴィル」グループの店長ら3名を書類送検。
<2023年1月20日追記>
仙台区検は、仙台市のパチンコ店「アポロの泉」でパチンコ台のくぎを違法に調整したとして、風営法違反(無承認変更)の罪で、当時の男性店長を略式起訴し、運営法人の「金盛商事」を起訴猶予としました。また、同社の男性社長と40代の男性従業員2人は不起訴、「くぎ学校」と称してパチンコ台のくぎ調整の方法を指導したとして、風営法違反(無承認変更)ほう助の疑いで書類送検されたメンテナンス会社「グランドライン」(東京都台東区)の男性社長と男性講師も不起訴となっています。地検は「公訴を維持するに足りる十分な証拠を確保できなかった」と説明しています。
◆さいごに
人気の「新世紀エヴァンゲリオン〜未来への咆哮〜」のボーダーは、等価交換(25個4円)で17.8回転。
1,000円で16回転しか回らない釘調整を皮肉った名曲「センエンジューRock」。
今のパチンコホールは、1,000円で16回すら回らない台が多数。
くぎ曲げの取り締まり強化を強く望みます。
センエンジューRock『THEもののふ・ゼットン大木』