ざっくり言うと
- MGMリゾーツ・インターナショナル社とプレイテック社が「MGMライブ」で提携
- 「MGMライブ」は、ベラージオとMGMグランドのゲームフロアから生配信
- オンラインカジノのインターフェイスを介して賭けることができる
- まず、ルーレットとバカラからスタート
2024年6月20日、カジノ大手のMGMリゾーツ・インターナショナル社とギャンブルソフトウェア会社のプレイテック社は、オンラインカジノ事業者にこれまでにない斬新なライブ・カジノ・コンテンツを提供する戦略的パートナーシップを発表しました。
両社が提供するライブ・カジノ・コンテンツは、「MGMライブ」のブランド名で、MGMリゾーツ社のラスベガスにあるベラージオとMGMグランドのゲームフロアから直接ストリーミングされます。「MGMライブ」では、両施設のシングルゼロとダブルゼロのルーレットとバカラのライブ配信からスタートし、その後、ゲームの種類が拡充される予定となっています。
「MGMライブ」は、24時間365日、世界中の視聴者に配信され、視聴者は規制された市場でiGaming(オンラインカジノ)のインターフェイスを介して賭けることができるようになります。
また、MGMリゾーツ社は、2023年12月、エボリューション社とも提携しており、「MGMライブ」と同様のストリーミングサービス「クレイジータイム」を発表しています。こちらは、すでに米国でのストリーミング配信が実現しています。
MGMリゾーツ社のCEO ビル・ホーンバックル氏は、オフライン・ギャンブルとオンライン・ギャンブルの融合について、
「プレイテック社と提携し、ラスベガスのベラージオとMGMグランドから直接提供されるこの新しくエキサイティングなライブカジノの開始は、世界最高のゲーミングエンターテインメント企業になるという当社の戦略的ビジョンをさらに推し進めるものです。」
と語っています。
◆日本からでも賭けられる?
「MGMライブ」は、米国以外の世界中の市場でライセンス提供されることになります。米国以外と条件が付けられているのは、現時点で、米国でオンラインスロットとオンラインテーブルゲームが許可されているのは、コネチカット州、デラウェア州、ミシガン州、ニュージャージー州、ペンシルベニア州、ロードアイランド州、ウェストバージニア州の7州のみ。
言わずもがなですが、日本では、オンラインカジノに接続して賭博を行うことは禁止です。そして、日本の法律では、賭博罪は50万円以下の罰金または科料、常習賭博罪は3年以下の懲役と定められています。
「MGMライブ」は、イカサマの心配がない安心して賭けられる極めて魅力的なコンテンツですが、残念ながら、日本から賭けることはできません。