2024年09月01日

台風で12試合中4試合中止のMEGA BIG、1等当せん確率は256倍

小ネタ
台風で12試合中4試合中止のMEGA BIG、1等当せん確率は256倍

ざっくり言うと

  • MEGA BIGは、台風の影響で12試合中の4試合が中止となり、1等の当せん確率は通常の256倍
  • 1等の期待値は、1口300円が想定471円になるため驚愕の1.5倍
  • このチャンスに7,350万円(245,000口)買った猛者も

2024年9月1日、第1476回MEGA BIGは、台風の影響で12試合中の4試合が中止で、1等の当せん確率が通常の256倍というビッグチャンスとなりました。

MEGA BIGは、指定された12試合の90分間での両チーム合計得点数をコンピュータがランダムで選択します。
1点以下=「1」、2点=「2」、3点=「3」、4点以上=「4」

<当せん条件>
1等 12個の数字のうち、すべての数字が一致
2等 1個はずれ
3等 2個はずれ
4等 3個はずれ
5等 4個はずれ
6等 5個はずれ

<当せん金配分割合>
※売上金額の50%が分配されます
1等 70%
2等 14%
3等 2%
4等 3%
5等 5%
6等 6%

<当せん確率>※理論値
1等 約1/1,680万
2等 約1/46万
3等 約1/2万8,000
4等 約1/2,824
5等 約1/418
6等 約1/87

 

今回の第1476回 MEGA BIGは、対象の12試合中4試合が中止(自動的中扱い)で、残りの8試合がすべて当たれば1等当せんとなります。

当せん金は、上記の配分率に従って当せん者で山分けすることになります。試合数が減って当たりやすくなっても、当せん者が増える一方で、一人当たりの当せん金は減るため期待値が大きく変わることはありません。しかし、キャリーオーバーは1等のみに配分されるため、1等だけはこの限りではありません。

1等の当せん金は、キャリーオーバー発生時最高12億円、通常時最高7億円です。そして、第1476回 MEGA BIGのキャリーオーバーは、58億3,012万2,720円。

この約58億円を、当たりやすくなった1等の当せん者が山分けすることになります。

 

◆売れまくった第1476回 MEGA BIG 

今回の第1476回 MEGA BIGは、売上金額4,713,264,600円、投票口数15,710,882口と、通常の7倍ほど売れています。
前回の第1475回 MEGA BIGは、売上金額695,441,400円、投票口数2,318,138口。

当たりやすくなったくじを多くの人が買ったことで、2等以下の当せん金は、微々たるものになることが予想されます。

 

◆1等の期待値は?

今回の1等当せん確率は、0.25の8乗となり1/65,536(約0.0015%)。今回は4試合が中止(自動的中扱い)となり、通常の1/16,777,216の256倍当たりやすいことになります。

今回のMEGA BIGの売上は約47億円で、半分の24億円が当せん金として配分され、その70%の17億円が1等に割り当てられます。加えて、キャリーオーバーの約58億円も加算されるため、約75億円が1等当せん者に配分されます。

今回の投票口数は15,710,882口で、1等(8試合全的中、約0.0015%)は約239口が想定され、1等の当せん金は1口あたり約3,138万円になります。

300円が0.0015%の確率で3,138万円になります。3,138万円 x 0.0015% = 471円。

1口300円が471円になるため、1等の期待値は約1.5倍。また、MEGA BIG全体での期待値は1.7倍以上で、公営ギャンブルとしては、あり得ない状況となっています。

 

◆結果(9月2日追記)

<第1476回>
1等 24,800,430円 269口
2等 300円 5,719口
3等 300円 60,688口
4等 300円 362,450口
5等 300円 1,359,880口
6等 300円 3,262,701口

参考<第1475回:前回>
1等 12億円 1口
2等 2,704,470円 18口
3等 24,660円 282口
4等 4,290円 2,417口
5等 1,170円 14,847口
6等 330円 62,135口

1等は239口が的中し当せん金は約3,138万円になると推測していましたが、理論値以上に1等が多く出たこともあり、当せん金は約2,480万円となりました。2等以下の当せん金が微々たるものになることは分かっていましたが、実質ひとつはずれの2等でも当せん金は300円です。

2等の当せん金は、本来の配分率で計算すると約59,000円ですが、下位当せんが膨大なため、規定により2等に配分される予算が下位の当せん金に回された結果、300円になったものと思われます。

当せん金計(約24億円)×2等配分率(14%)÷2等当せん者数(5,719口)=58,751円

そして、そこまでの調整を行っても、今回のMEGA BIGは、売上約47億円に対し払戻し約82億円と胴元の大赤字という結果となっています。

同じく、過去に3試合が中止となった第1322回(2022年8月)のMEGA BIGでも2等の当せん金は300円でした。

参考<第1322回>
1等 162,349,140円 5口
2等 300円 185口
3等 300円 2,220口
4等 300円 15,628口
5等 300円 70,093口
6等 300円 210,910口

 

◆このチャンスに7,350万円(245,000口)買った猛者も

https://x.com/zosentarou/status/1829805400696488438

<結果>
1等 8本
2等 13本
3等 873本
4等 2,802本
5等 11,385本
6等 45,998本

<考察>
Xの生配信を見ていましたが、1等を8本当てて総額2億2,190万円獲得とのことです。
理論上、1等を3本当てれば勝てる勝負だったことから、勝つべくして勝ったということだと思います。
造船太郎さんの数学的センスと、勝負度胸、引きの強さに感服です。
おめでとうございます。