ざっくり言うと
- 会社事務所において仲間内で賭けポーカーをした7人が書類送検
- ゲームは、レート10円のテキサス・ホールデム・ポーカー
- 一方で、シンガポールは、2022年、友人や家族間でのギャンブルを合法化
2022年12月15日、複数メディアの報道によると、会社事務所において仲間内で賭けポーカーをした7人が書類送検されたとのこと。
『東京・墨田区の会社事務所で、仲間内で賭けポーカーをしたとして、会社役員の男性ら7人が書類送検されました。警視庁によりますと、書類送検されたのは墨田区にある運輸会社で役員を務める男性ら7人で、先月、会社事務所内で「テキサスポーカー」と呼ばれる賭けポーカーをした疑いが持たれています。7人は仕事仲間で、コロナ禍で仕事が減り、2年ほど前から空いた時間を利用して賭けポーカーを繰り返していたとみられています。警視庁は、男性らが常習的に賭けポーカーを行っているとの情報を受け、今回、立件したということです。調べに対し、全員、容疑を認めていて、役員の男性は「レートが10円なので、これぐらいなら大丈夫だと思った」などと話しているということです。』(日テレNEWSより)
『警視庁によると、ポーカー賭博は、およそ2年前から週に3〜4回の頻度で行われ、1人3,000円ずつの賭け金を集め、1回で2万円くらい勝つ人がいたという。』(FNNプライムオンラインより)
会社事務所で“賭けポーカー”役員ら7人書類送検「レートが10円なので大丈夫だと…」
会社で“ポーカー賭博” 賭け金1人3000円 役員や従業員らを書類送検
◆さいごに
仲間内での、わずか3,000円の賭けで書類送検とは、あまりにも厳しい処分です。
また、なぜ本件が発覚し、そして、7人もの書類送検にまで発展したのか謎すぎます。
おそらく、他に何らかの余罪があったのではと推測しています。
日本では、1日で15万円負けるパチスロであっても、それはギャンブルではなく遊技なので問題ないとする謎理論がまかり通っており、さすがに、今回の書類送検された7人には同情します。
一方で、2018年、アメリカでは最高裁判所がスポーツ賭博を禁ずる法律は違法だとして、今ではほとんどの州でスポーツ賭博が解禁されています。また、シンガポールでは、2022年、友人や家族間でのギャンブルは社会的に容認された娯楽だとして合法化されました。
日本政府には、海外のギャンブル先進国に倣った大人の対応を期待します。