2024年04月12日
ざっくり言うと
- 和歌山県警は、2月29日、違法カジノ店「ブラフミー」を摘発し経営者2人を逮捕
- 押収した証拠から、3月7日、客のひとりを逮捕
- 店からみかじめ料を徴収した疑いで元プロ野球選手の男ら2人を逮捕
2024年2月29日、和歌山県警は、市内の闇カジノ店を摘発し、経営者の横田容疑者と吉田容疑者の2人を賭博開張図利の疑いで逮捕しました。摘発されたのは、和歌山市北ノ新地のテナントビルにある違法カジノ店「ブラフミー」です。
和歌山県警によると、横田容疑者と吉田容疑者は、2023年10~12月、店内で不特定多数の客にポーカー賭博をさせ、手数料として賭け金の10%を徴収した疑いが持たれており、2人は容疑を認めているとのことです。摘発のきっかけは、客に現金を賭けさせて賭博をしているという警察への情報提供。また、3月7日、和歌山県警は、押収した証拠から、客の西地容疑者も逮捕しています。
そして、2024年4月10日、和歌山県警は、違法カジノ店の犯罪収益の一部と知りながら、店の経営者からみかじめ料名目で現金合わせて100万円を徴収した疑いで、元プロ野球選手の男ら2人を逮捕しました。
逮捕されたのは、元プロ野球選手で住居、職業ともに不詳の宮本容疑者と、狗巻容疑者です。宮本容疑者は、2008年のドラフト会議で巨人から2位指名を受け、推定契約金6,000万、推定年俸600万で入団。一軍の試合に登板することなく2012年に引退し、以降、風営法違反、住居侵入、窃盗など、これまでに6回逮捕されています。
2人は共謀の上、「ブラフミー」の経営者から、ポーカー賭博で、不特定多数の客から得た犯罪収益の一部と知りながら、2023年9月から2024年1月までの間、複数回にわたって、みかじめ料名目で現金合わせて100万円を徴収した、組織的な犯罪及び犯罪収益の規制等に関する法律違反の疑いが持たれています。