2024年10月26日
ざっくり言うと
- 兵庫県の小学校で積立金約470万円を着服した女性職員が懲戒免職
- 私的流用した約470万円は、オンラインカジノで散財
- 市教育委員会は、25日に警察に被害届を提出
2024年10月25日、兵庫県芦屋市の教育委員会は、市立小学校で学習用の積立金約470万円を着服したとして、女性職員を懲戒免職にしたと発表しました。25日付で懲戒免職となったのは、芦屋市の市立小学校の事務を補助する47歳の女性職員です。
女性職員は、2020年からこの小学校の「学校業務サポーター」として、学校徴収金口座の管理・会計処理のほか、電話・来客応対、印刷業務などを任されていました。
市教育委員会によると、女性職員は5~8月、校外学習の電車賃など学習にかかる費用を補填するために学校が保護者から集めていた「学校徴収金」約470万円を、学校の口座から9回にわたり不正に引き出したとのことです。
今年8月、市教育委員会が学校事務の監査を行った際、保管されていた金庫に通帳が無いことが発覚。学校が、聞き取り調査を行ったところ、女性職員が私的流用を認めたとのことです。女性職員は学校の調べに対し、「ストレスで精神的に不安定になり、オンラインカジノに使ってしまった」、「オンラインカジノが楽しくてはまってしまった。申し訳ないことをした」と話しています。
市教育委員会の野村大祐教育長は、「学校に対する信頼を大きく損なう事案で責任を痛切に感じている。二度とこのようなことが起こらないように再発防止に全力で取り組んでまいります」とコメントしており、25日に警察に被害届を提出したとのことです。