ざっくり言うと
- 日本の学校でディーリングを学んでから行く分には、技術的なことで困ることはない
- ただし、ディーリングの手順や作法は、日本の学校とは大きく異なる
- ディーリング以上に、英語を学ぶ場として有意義
コロナ禍前、ラスベガスのディーラースクールでカジノディーラーの認定(certification)を受けてきました。
Gamble GOが入学した学校は、ラスベガスでは名の知れたPCI Dealer School。
PCI Dealer Schoolの外観
PCI Dealer Schoolの室内(20秒)
PCI Dealer School(以下、PCI)は、1985年開校以来数多くのカジノディーラーを輩出してきた、ネバダ州で最も歴史あるディーラースクールです。本場のカジノで20年以上のカジノディーラー経験を積んだインストラクターによる、より現場に近い環境でのレベルの高いトレーニングを受けることができます。
通常、同校のディーラー認定には1~2ヶ月を要し、3種類のゲームのレッスン、認定、オーディション(カジノの採用面接)斡旋までを499ドルで行うコースが主流のようです。
$499 to learn how to deal 3 games of your choice.(1分37秒)
また、同校は日本カジノスクールと提携しており、日本カジノスクールの卒業生には、短期・割安の特別プログラムが用意されています。認定を受けるゲーム数と授業日数によって料金は異なります。
ゲーム数:授業料:授業日数の目安
3ゲーム:280ドル:5~10日
2ゲーム:250ドル:3~5日
1ゲーム:179ドル:2~4日
Gamble GOは、当初よりPCIの認定(certification)を受けることを目標にしていたので、1年間、日本カジノスクールに通ってトレーニングを積み、今回、ルーレット、バカラ、ブラックジャックの3ゲームについて認定を受けてきました。費用は、日本の学校が90万円ぐらい、PCIが280ドルでした。
余談ですが、日本の学校で1年間トレーニングを積んできたことをインストラクターや他の学生に伝えると、皆、口を揃えて「unbelievable!」と驚いていました。向こうでは、直接的には1円にもならないトレーニングにそこまでのお金と時間を費やす人は、まずいないようです。
日本でしっかりトレーニングを積んで行ったことで、PCIでは、技術的なことで困ることも、指導されることもほとんどありませんでした。一方で、ディーリングの手順や作法については、日本で学んだこととラスベガスでは大きく異なっており、かなりの困惑と苦労がありました。本件については、かなりマニアックな内容につき、その詳細は別記事にてお伝えする予定です。
そしてもうひとつ。PCIには、ディーリングを学ぶためにいろいろな国籍の生徒が集まっていると聞いていました。英語が苦手のGamble GOは、日本人、もしくは、日本語が話せる外国人がいてくれることを期待していたのですが、残念ながら、僕が受講している間には、日本人や日本語で助けてくれる人は現れませんでした。正確には、僕の最終日に入れ替わりで大阪から1人やってきましたが。
ということで、PCIでは僕のつたない英語で孤軍奮闘せざるを得ない状況だったのですが、英語を学ぶことについては、むしろそれがよかったと思っています。
前述のとおり、PCIは短期でどんどん生徒が入れ替わっていくため、ディーリングが不慣れな生徒も多く、僕が技術的なことを教える換わりに、僕は英語のレッスンをしてもらうことが少なくありませんでした。会話のテーマがお互いにとって興味関心のことなので、ものすごく実のある英会話レッスンができました。
◆さいごに
PCIでの体験は、Gamble GOにとって有意義でとても満足のいくものでした。これからディーラーを目指す人には、かなりおススメです!
オーナー兼校長のMr.Jesse、インストラクターのMr.Paulには、本当にお世話になりました。
Thank you for everything.
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