ざっくり言うと
- 米国商業カジノの第3四半期ゲーミング収益は、約1兆5,835億円で過去最高額を記録
- 前年同期比53.8%増、コロナ禍前の2019年第3四半期比24.7%増
- テーブルゲーム、スロットマシン、スポーツベッティング、iGamingのすべてが好調
2021年11月12日、アメリカン・ゲーミング・アソシエーションが発表した2021年第3四半期(7~9月)のゲーミング収益(伝統的なカジノゲーム、スポーツベッティング、iGaming)は、138億9千万ドル(約1兆5,835億円)で過去最高額を記録しました。
ゲーミング収益は、今年同様コロナ禍だった2020年第3四半期と比べて53.8%増、コロナ禍前の2019年第3四半期と比べて24.7%増となっています。
今年の1~9月の合計ゲーミング収益は、386億7,000万ドル(約4兆4,084億円)を記録し、わずか9ヵ月間で2020年の年間総収益を超え、過去最高を記録した2019年の同時期から18.5%増加となっています。
(出典:AGA)
◆カジノ、スポーツベッティング、iGamingのすべてが好調
・カジノがフル稼働できるようになったことで、カジノ施設の四半期収益は120.5億ドルを記録しました。前四半期比1.7%増、2019年第3四半期比11.8%増。
・2021年の最初の9ヵ月間で、伝統的なカジノゲームは332億7,000万ドルを記録し、2019年の同時期を4.7%上回っています。
・第3四半期のスロット収益は、テーブルゲームよりも大きく伸び、2019年第3四半期比で15.2%拡大したのに対し、テーブルゲームは10.2%の拡大にとどまっています。
・スポーツベットとiGamingは、第3四半期収益全体の13%を占めています。
・今年の1~9月のiGaming収益は、26億ドルを超え2020年を145.4%上回っています。また、スポーツベッティングも、上半期の好調な業績により27.4億ドルと300%以上増加しています。
(出典:AGA)
◆さいごに
カジノ側から見れば大勝利のニュースですが、ギャンブラー側から見ればわずか3ヵ月で138億9千万ドル(約1兆5,835億円)も負けているという話です。
お金は、ある所にはあるんですね…