2024年08月30日

厚生労働省による最新調査、ギャンブル依存症の疑いは1.7%

厚生労働省による最新調査、ギャンブル依存症の疑いは1.7%

ざっくり言うと

  • ギャンブル依存が疑われる人は、回答者全体の1.7%で前回の20年度調査と同水準
  • ギャンブル依存が疑われる人は、年代では40代2.4%、30代2.1%の順に多い
  • ギャンブル依存が疑われる人が使った金額は、1カ月当たりの中央値が6万円

2024年8月30日、厚生労働省は、ギャンブル依存症に関する調査の結果(速報値)を発表しました。

令和5年度「ギャンブル障害及びギャンブル関連問題実態調査」に関する報告書 速報(PDF)

本調査は、2018年に施行された「ギャンブル等依存症対策基本法」に基づく3年ごとの調査で、昨年11月から今年1月に国立病院機構久里浜医療センターが実施。全国在住18~74歳の1万8,000人に調査票を送付し、インターネットや郵送で8,898人(回収率:49.4%)の有効回答が得られています。


<トピックス>

・過去1年間のギャンブル経験:男性の44.9%(1,888名)、女性の26.5%(1,243人)

・過去1年間にギャンブルに使った金額(1カ月当たり):中央値 9,000円

・過去1年間に最もお金をつかったギャンブルの種類:宝くじが最多(53.3%)、パチンコ(15.0%)と続く

・ギャンブル依存が疑われる人は、回答者全体の1.7%で前回の20年度調査(1.6%)と同水準

・ギャンブル依存が疑われる人は、男性が2.8%で、女性が0.5%

・ギャンブル依存が疑われる人は、年代では40代2.4%、30代2.1%の順に多い

・ギャンブル依存が疑われる人が使った金額は、1カ月当たりの中央値が6万円
(中央値は、データを大きさの順に並べ替えたとき、順番がちょうど真ん中になる値 )

・ギャンブル依存が疑われる人が過去1年間で最もお金を使ったギャンブルの種類は、パチンコが最多(46.5%)、パチスロ(23.3%)、競馬(11.3%)と続く

・コロナ禍前よりオンラインギャンブルの利用が増えた人は、依存が疑われない人で3.6%、依存が疑われる人で19.9%