ざっくり言うと
- パチンコで初当たりを確率分母以内に引ける確率は約63%
- つまり、確率分母以内に引けるのは3回に2回のみ
- 確率分母の3倍回しても当たらない確率は約5%
今回はパチンコの確率の話ですが、まずは、サイコロでその考え方を説明します。
◆サイコロを6回振って「1」が出る確率は?
サイコロを1回振って「1」が出る確率は、6つの目のうちのひとつなので6分の1で16.7%。
それが6回なので、少なくとも6回振れば出るだろうと考えるのは間違いです。
サイコロを6回振って「1」が出る確率は、66.6%しかありません。
これは、全体(100%)から「1」が出ない確率を引くことで算出できます。
1回振って「1」が出ない確率:6分の5 = 83.3%
2回振って「1」が出ない確率:83.3%×83.3% = 69.4%
3回振って「1」が出ない確率:83.3%×83.3%×83.3% = 57.8%
4回振って「1」が出ない確率:同様の計算で、48.1%
5回振って「1」が出ない確率:同様の計算で、40.1%
6回振って「1」が出ない確率:同様の計算で、33.4%
サイコロを6回振って「1」が出る確率
= 100% -(6回振って「1」が出ない確率)
= 100% - 33.4% = 66.6%
つまり、3回チャレンジすると1回は失敗することになります。
6分の1の確率だから、少なくとも6回振れば出るだろう、なんとなく当たるだろうという感覚と実際の確率の違いが、ギャンブルでは大やけどを招くことも少なくありません。
◆では、パチンコで初当たりを確率分母以内に引ける確率は?
現在、ホールを賑わせている「P真・牙狼」の初当たり確立は、約320分の1です。
(正確には319.68分の1)
サイコロ同様に、全体(100%)から当たらない確率を引くことで算出できます。
1回回して当たらない確率:320分の319 = 99.6875%
2回回して当たらない確率:99.6875%×99.6875% = 99.3750%
3回回して当たらない確率:99.6875%×99.6875%×99.6875% = 99.0654%
50回回して当たらない確率:同様の計算で、85.5136%
100回回して当たらない確率:同様の計算で、73.1258%
200回回して当たらない確率:同様の計算で、53.4738%
300回回して当たらない確率:同様の計算で、39.1031%
320回回して当たらない確率:同様の計算で、36.7304%
確率分母320分の1のパチンコを320回回して当たる確率
= 100% -(320回回して当たらない確率)
= 100% - 36.7304% = 63.2696% ≒ 63%
つまり、3回チャレンジすると1回は失敗することになります。
参考:ハマり確率計算シミュレーターはこちら
◆さいごに
ちなみに、
640回(確率分母の2倍)回して当たる確率:86.5088%
960回(確率分母の3倍)回して当たる確率:95.0446%
1280回(確率分母の4倍)回して当たる確率:98.1799%
1600回(確率分母の5倍)回して当たる確率:99.3315%
大当り確率が319分の1前後のミドルタイプでも、960回(確率分母の3倍)回しても当たらない確率は約5%。当たるまで打つと覚悟を決めるなら、1600回(確率分母の5倍)は回す必要がありますが、それでも当たらない不運は約1%残っています。
熱くなって追いかけるのもほどほどに。
参考:ハマり確率計算シミュレーターはこちら