2024年01月31日
ざっくり言うと
- SNSで「オンラインカジノで収益」「元本保証」などと謳い、被害者となるターゲットを募集
- オンラインカジノに初期投資金を入金させ、その後、嘘の利益を表示
- それを出金するには更なる入金が必要と追加投資金を要求する手口
2024年1月31日、山口県岩国市在住の60代の男性がオンラインカジノを装った特殊詐欺被害に遭い、500万円をだまし取られる事件が発覚しました。
岩国警察署によると、1月16日、岩国市内に住む60代の男性は、「元金100%保証」「一度やってみると自信がつく副業」などと書かれたSNSの投稿に興味を持ち、投稿者とメッセージのやり取りを始めました。
投稿者は、「オンラインカジノの代行プレイをしてお客様の収益を出している」「元本保証」などと嘘の説明をし、それを信じた男性は、1月23日、架空のオンラインカジノに会員登録し指定された口座に初期投資金として200万円を振り込みました。
同日、サイト上で1,000万円以上の収益があるように表示されたことから、男性が払い戻しを求めたところ、カジノ関係者を名乗る者から「口座情報が間違っていて、振り込めない」「訂正には、あと300万円をチャージする必要がある」などと言われ、男性は25日、さらに300万円を振り込み、計500万円を騙し取られたとのことです。
その後、さらに500万円の入金を求められたことから、不審に思った男性が家族に相談し、詐欺と気づいたとのことです。
今回の事件は、2021年10月の北海道旭川市の手口とほぼ同じです。
関連記事:極めて巧妙で悪質なオンラインカジノ詐欺