ざっくり言うと
- 東京・上野のインターネットカジノ店「チャンプ」が摘発される
- 摘発のきっかけは、大負けした客からの通報。闇カジノの経営者だけでなく、通報した客も逮捕
- 大阪・キタのインターネットカジノ店が襲撃され通報
- 襲撃した犯人だけでなく、通報した店も逮捕
◆ネットカジノで負けた客、通報して摘発させるも自身も逮捕(上野)
2021年1月18日、東京・上野のインターネットカジノ店「チャンプ」が摘発され、経営者の千葉修一容疑者(50)が常習賭博の疑いで逮捕される。「チャンプ」では、12台のパソコンを設置して、別の場所にいるディーラーを店のモニターに生中継し、1ポイント100円のレートで客にバカラ賭博をさせたとのこと。
摘発のきっかけは大負けした客からの通報
『摘発のきっかけは、百数十万円の損をした客とのトラブルでした。 警視庁によりますと、インターネットカジノ「チャンプ」の自称経営者・千葉修一容疑者は、先月、台東区・上野のビルで、20代の客の男に、インターネット賭博をさせた疑いがもたれています。また、客の男も賭博をした疑いで逮捕されました。 百数十万円の損をした客2人が「金を返せ」と押しかけ、110番通報したことから摘発に至ったもので、調べに対し、千葉容疑者は「まっとうな仕事よりも稼げると思った」と容疑を認めているということです。』(日テレNEWS24より)
◆襲撃されたネットカジノ店、摘発覚悟で通報し自身も逮捕
2021年3月3日、大阪・キタのインターネットカジノ店を襲撃し、約240万円を強奪したうえ、経営者にケガをさせたとして、強盗・障害などの容疑で砂田怜也容疑者(24)、北嶋拳誠被告(25)、北嶋匡星被告(24)の3人が逮捕される。警察によると、元客の3人は昨年1月、大阪市北区曽根崎の雑居ビルにあるインターネットカジノ店に押し入り、従業員らにナイフや木刀を示して「殺すぞ、金持ってこい」などと脅し、約240万円を強奪したうえ、経営者の男性に暴行を加え、軽傷を負わせた疑い。
「逮捕容疑は共謀し、令和2年1月6日、大阪市北区のインターネットカジノ店に2度にわたって押し入り、従業員らを刃物のようなもので脅すなどして計約240万円を強奪。その後、店の近くにいた経営者の男性を殴るけるなどし、顔にけがをさせて逃げたとしている。経営者が110番し、これをきっかけに店側は同年4月、常習賭博の疑いで摘発された。」(THE SANKEI NEWSより)
◆さいごに
闇カジノは大負けした客が通報すれば、それで一巻の終わりです。
それにしても、逮捕覚悟で通報した客は、よっぽど頭にきたんでしょうね…