2022年05月19日
ざっくり言うと
- 摘発された名古屋市中区栄のインターネットカジノ店「ダイヤ」
- 営業日数253日、延べ客数1,251人、賭け金総額1億3,380万円、払い戻し約1憶2,510万円
- 利益はわずか約870万円。もしかして超優良店?
2022年5月18日、複数メディアの報道によると、今年3月に摘発された名古屋中区のインターネットカジノ店で、実質的経営者の男が逮捕されました。
愛知県警によると、容疑者は、去年1月から今年3月までの1年2か月間、名古屋市中区栄4丁目のインターネットカジノ店「ダイヤ」で、客にパソコンでバカラ賭博をさせた常習賭博の疑い。
愛知県警は、今年3月にこの店を摘発し、従業員と客の4人を常習賭博などの現行犯で逮捕しており、押収した資料などから容疑者が実質的経営者であることが判明。容疑者は、調べに対し「来店した客に違法賭博をさせていたことは間違いありません」と容疑を認めています。
押収したパソコンや店にあった帳簿などから、インターネットカジノ店「ダイヤ」は、営業していた253日間に、延べ1,251人の客に総額1億3,380万円を賭けさせ、客に約1憶2,510万円を支払い、差し引き約870万円の利益をあげていたとのこと。
摘発当時、店の出入り口は二重扉になっており複数の鍵がかけられ、事前に来店連絡があった客を監視カメラで確認できた場合のみ入店させていたとのこと。
◆さいごに
営業日数253日、延べ客数1,251人、賭け金総額1億3,380万円、払い戻し約1憶2,510万円で、利益はわずか約870万円。
利益率的に、この店はハウスからのボーナスチップもそのまま客に付与していたと思われます。
そして、設備投資、人件費、家賃、光熱費、サービスフード・ドリンクなどの支出を考えれば、この店は間違いなく赤字です。
加えて、逮捕されるリスクを考えれば、まったく割に合わない仕事なのでは。