2023年04月28日

京都府警の男性巡査、オンラインカジノ賭博疑いで書類送検

京都府警の男性巡査、オンラインカジノ賭博疑いで書類送検

ざっくり言うと

  • 京都府警は、海外のオンラインカジノで金をかけたとして、30代男性巡査を書類送検
  • 昨年4月、海外のオンラインカジノで2万円を賭けた疑い
  • 巡査は、1年間にわたって2つのオンラインカジノを使い、数百万円の赤字
  • 巡査は、戒告の懲戒処分となりましたが、依願退職

2023年4月27日、京都府警は、海外のオンラインカジノで金をかけたとして、京都府警察本部・少年課の30代男性巡査を書類送検しました。

報道によると、巡査は昨年4月、海外のオンラインカジノでカードゲームに2万円を賭けた疑いが持たれています。巡査は、昨年9月までの1年間にわたって2つのオンラインカジノを使い、数百万円の赤字になっていたということです。

調べに対し巡査は、多額の借金があったということで、「スマホさえあればどこでもできるから始めた。多くの人を裏切って後悔しかない」と容疑を認めています。

京都府警の監察官室は、「警察への信頼を損ねるあるまじき事案であり、厳正に処分した。職員への指導及び人事管理を徹底し、再発防止と信頼回復に努めます」とコメントし、本日付で巡査を戒告の懲戒処分としています。巡査は同日付で依願退職しました。

 

◆オンラインカジノは違法

オンラインカジノは、海外で合法とされているものでも日本国内から接続して金をかければ賭博罪などに問われるとして警察庁や消費者庁などが注意喚起しています。

2022年10月24日、警察庁は、オンラインカジノに関する広報啓発用ポスターを公開しました。このポスターでは、「日本国内ではオンラインカジノに接続して賭博を行うことは犯罪です!」と明言し、「知らなかったでは済まされません!」と警告しています。

そして、日本の法律では、賭博罪は50万円以下の罰金または科料常習賭博罪は3年以下の懲役と定められています。

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