ざっくり言うと
- 鹿児島県警は、インターネットカジノ店を摘発し、従業員と客の計8人を逮捕
- この店は、多い日には1日に20人ほどの客が出入り
- およそ3か月間で、1億3,000万円を売上、2,600万円の利益を上げていた
2023年12月13日、鹿児島県警生活環境課は、市内の集合住宅の1室にあるインターネットカジノ店を摘発し、従業員の男女5人と客の男3人の計8人を逮捕しました。
容疑者ら5人は、鹿児島市樋之口町でインターネットカジノ店を開き従業員として客に賭博をさせた疑いが持たれています。また、容疑者の2人は、覚せい剤若干量を所持していたとして、覚せい剤取締法違反の疑いで、13日、鹿児島地検に送られています。
県警生活環境課によると、「今年オープンしたインターネットカジノ店がある」との情報提供で内偵を進め、11月25日午後6時40分ごろ、店にいた従業員2人と客3人を現行犯逮捕。また、聴取や証拠品の精査から、12月12日までに他の従業員3人を逮捕。
この店は、1ポイントを100円で販売し、バカラやルーレットなどをインターネット上でさせていた。また、多い日には1日に20人ほどの客が出入りし、9月から11月までのおよそ3か月間で、1億3,000万円を売上、2,600万円の利益を上げていたとのことです。
また、単純賭博の疑いで逮捕された30~51歳の客3人は、取り調べの後、釈放されています。
<12月30日追記>
28日、鹿児島地検は、常習賭博容疑で逮捕、送検された容疑者を同罪で鹿児島地裁に起訴しました。また、同容疑で逮捕、送検されたもうひとりの容疑者を不起訴処分としました。
<2月21日追記>
鹿児島県警生活環境課などは、店へのポイント販売や仲介で関与したとして常習賭博の疑いで東京都在住の会社員の男と鹿児島市在住の暴力団の男を逮捕したと発表しました。客のポイント購入額は約6億9,000万円、ポイント換金額は約5億3,000万円とみられています。
<3月15日追記>
鹿児島地方検察は、店へのポイント販売や仲介で関与したとして常習賭博の疑いで逮捕されていた暴力団の男を不起訴としました。理由について検察は「諸般の事情を考慮した」としています。