2024年06月28日
ざっくり言うと
- 関東信越国税局は、男性職員を常習的賭博の疑いでさいたま地検に刑事告発
- 少なくとも9万8,338回オンラインカジノにアクセスし、総額2億円超の賭博行為していた
- ほかに、勤務時間中にオンラインカジノや競馬に約1,100回賭けていた
- この職員は、賭博行為をしたなどとして3か月の懲戒停職処分となり、依願退職
2024年6月27日、関東信越国税局の監察官は、男性職員を常習的賭博の疑いでさいたま地検に刑事告発しました。
告発された男性職員は、20代で埼玉県内の税務署で個人課税の事務に従事していました。
刑事告発された内容は、2022年3月から2023年12月までの間、国家公務員法の信用失墜行為の禁止に反し、スマホなどから海外の4つのオンラインカジノサイトにアクセスし、少なくとも9万8,338回、賭け金で総額2億円超の賭博行為していたとのことです。
また、この職員はほかに、勤務時間中にオンラインカジノや競馬などに約1,100回賭けており、それらで得た所得を確定申告していませんでした。この職員は、賭博行為をしたなどとして3か月の懲戒停職処分となりましたが、処分受け依願退職しています。
2022年10月に男性職員が上司と面談した際に職員が「インターネットのスロットゲームにお金を振り込んで遊んだ」と話し、その後の内部調査で発覚。その後、上司から賭博をやめるよう指導を受けていましたが、「もうやっていない」と虚偽の報告を繰り返していました。
この職員は、非行の事実を認めており、「私がやってきたことがここまで大事になるとは思わなかった」「大変申し訳なく思っている」とコメントしています。
関東信越国税局は、「税務行政に対する信頼を著しく損なうことになり、深くお詫び申し上げる」「職員の綱紀の厳正な保持について、一層の徹底を図っていく」としています。