2024年09月19日

オンラインカジノの動画を投稿したアフィリエイターを初摘発

オンラインカジノの動画を投稿したアフィリエイターを初摘発

ざっくり言うと

  • 埼玉県警は、オンラインカジノのアフィリエイターの女を常習賭博幇助の疑いで逮捕
  • オンラインカジノとのアフィリエイト契約で逮捕者が出るケースは全国初
  • 契約の内容は、紹介客の負け額の30%バック、動画投稿1本7万円

2024年9月19日、埼玉県警は、オンラインカジノの「ベラジョンカジノ」と広告収入の契約を結び、YouTubeで「ベラジョンカジノ」の宣伝を行い、賭博を手助けしたとして、大阪市在住の伊達容疑者を常習賭博幇助の疑いで逮捕しました。

オンラインカジノ事業者とアフィリエイト契約を結び、オンラインカジノに勧誘した疑いで逮捕者が出るケースは全国初。

埼玉県警によると、伊達容疑者は2023年11月4日~12月25日、自身のYouTubeチャンネル卯月ちゃんねる。(登録者数3,740人)に海外のオンラインカジノ「ベラジョンカジノ」を宣伝する動画を投稿するなどし、吉田容疑者が複数回、オンラインカジノで賭博をするのを手助けした疑いが持たれています。また、吉田容疑者も常習賭博の疑いで逮捕されています。

伊達容疑者は、勧誘した客の負けた額から、およそ30パーセントを受け取っていたほか、宣伝の動画を1本投稿するごとにおよそ7万円(500ドル)を広告費として受け取るアフィリエイト契約を「ベラジョンカジノ」と結んでおり、また、他の事業者とも同様の契約を結び、計約550万円を得ていたとみて調べいるとのことです。

伊達容疑者は、オンラインカジノで実際に遊ぶ動画を投稿。冒頭には必ず「この動画はオンラインカジノを宣伝する目的はありません」と断り書きをしていましたが、その一方でカジノにアクセスできるリンクを掲載していました。

「ベラジョンカジノ」は、2022年3月に人気YouTuberの「ラファエル」が公式アンバサダーとして就任したことでも知られています。「ベラジョンカジノ」の公式YouTubeチャンネルには、今もラファエルが実際にギャンブルをする動画が複数公開されています。

 

埼玉県警は、2023年4月、サイバーパトロールで伊達容疑者がオンラインカジノに関連する動画を投稿していることを確認し、捜査を進めていました。また、伊達容疑者が100本以上の動画を投稿しており、日本国内の不特定多数に対し賭博をするのを手助けしたとみています。

取り調べに対し、伊達容疑者は「アフィリエイト契約をし、客を勧誘することが違法だとは思わなかった」と話しているとのことです。

 

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