2024年01月20日

株取引の手数料無料化で、ハウスエッジ「0」の最良賭場が誕生

株取引の手数料無料化で、ハウスエッジ「0」の最良賭場が誕生

ざっくり言うと

  • これまでのデイトレードでは、手数料負けするトレーダーが後を絶たず
  • 信用取引の取引手数料0円、金利0円、貸株料0円という空前のゼロゼロ時代に突入
  • ゼロゼロ時代に突入したことで、ハウスエッジ「0」という最良の賭場が誕生

一般に、株取引のデイトレーダーは、日計り取引(ひばかりとりひき)で利益をあげています。

日計り取引とは、株式投資においてトレーダーが買った株をその日のうちに売る、または信用取引を利用して、空売りした株をその日のうちに買い戻す取引のことです。

これまで日計り取引では、取引ごとに取引手数料、金利、貸株料が発生するため、手数料負けするトレーダーが後を絶ちませんでした。

しかし、1999年10月、投資における売買委託手数料が自由化されたことで、手数料の引き下げ競争がスタートし、SBI証券は2023年9月30日、楽天証券は2023年10月2日、信用取引の取引手数料0円金利0円貸株料0円という空前のゼロゼロ時代に突入しました。

<参考>SBI証券:【日計り信用】で!取引手数料、金利・貸株料ともに0円デイトレするならSBI証券

 


◆ゼロゼロ時代の到来で、ハウスエッジ「0」の最良賭場が誕生

あらゆるギャンブルにはハウスエッジ(胴元の取り分)が設けられており、常に胴元が有利となっています。

ハウスエッジは、宝くじで約50%、競馬・ボートレース・競輪で約25%、パチンコで約20%。小さいゲームを何度も繰り返すカジノゲームでは、アメリカンルーレットで5.26%、バカラのプレイヤー側で1.24%(バンカー側は1.06%)、ブラックジャックで0.5~1%となっています。

そして、言葉を選ばずに言えば、買った株(もしくは売った株)が上がるか下がるかの2択である点で、結果だけを見れば株取引とルーレットの赤黒に大差はありません。違いは、予測への裏付けの有無と、ハウスエッジの有無です。

株取引には、これまでの値動きを示すチャート、売買の注文状況を並べた、企業からの開示情報など、多数の情報が提供されており、トレーダーはそこから様々な分析手法を駆使し、また他のトレーダーの心理を読みながら株価を予想することができます。一方で、カジノゲームは偶然であることが絶対条件となっており、これまでの結果が次のゲームに影響しない独立事象です。極端な話、ルーレットで100回続けて赤が出たとしても次の101回目が赤なのか黒なのかは誰にもわかりません。

 

アメリカンルーレットでは、赤か黒かが当たれば賭け金は2倍になって戻ってきますが、それが当たる確率は47.4%しかありません。「0」と「00」が出ると、赤に賭けようと黒に賭けようと没収されてしまいます。そして、アメリカンルーレットのハウスエッジは5.26%です。これは、毎ゲームに1万円を賭けた場合、毎ゲーム526円ずつ胴元に上納していることを意味します。

これまで株取引は、取引手数料などのコストがハウスエッジの役割を果たし、トレーダーは圧倒的に不利な条件で戦わざるを得ませんでしたが、信用取引の取引手数料0円金利0円貸株料0円という空前のゼロゼロ時代に突入したことで、ハウスエッジ「0」という最良の賭場が誕生しました。

 


◆株とFXのスキャルピングではどちらがおススメ?

スキャルピングとは、短い時間に何回も取引を重ねて利益を積み重ねる金融取引手法です。数秒~数分という短時間で売りと買いの取引を完了するため、ローリスク・ローリターン、利益は小さいが損失のリスクも小さいことが特徴です

これまで、スキャルピングは、外国為替証拠金取引FX:Foreign Exchange)で頻繁に利用されてきましたが、株取引では高い手数料と金利がネックとなり、あまり利用されることはありませんでした。そのため、スキャルピングといえばFXを思い浮かべる方が多いようです。

現在、株の信用取引はレバレッジが最大で3倍(資金の3倍まで勝負ができる)、国内FXのレバレッジは最大で25倍(資金の25倍まで勝負ができる)となっています。FXの方が少ない資金で大きな勝負ができるため資金効率はいいと言えますが、FXは大きな利益を狙いやすい反面、大きな損失を被る可能性も高くなっています。

加えて、FXは、ヘッジファンドの売り仕掛けや買い仕掛け、予期せぬ要人発言などで急な値動きが起こりやすく、素人が手を出すのは難しい金融取引となります。一説には、FXで利益を出している個人トレーダーは1割しかいないとも言われています。

関連記事:稼げる?FXをギャンブルとして考えてみる

また、FXは、平日のほぼ24時間マーケットが開いており為替は常に変動しています。そのため、為替トレーダーは、特定の時間しか取引しないと決めていても、常に為替の値動きが気になり、精神衛生上苦しい生活を余儀なくされます。

一方で、株取引は、平日9時~11時30分、12時30分~15時の5時間しかマーケットが開いておらず、急な値動きにつながる決算や情報開示もマーケットが開いている時間には行われないのが一般的です。そのため、スキャルピングで当日中に取引を終えていれば、急な値動きにおびえる必要もありません。

 


◆さいごに

あらゆるギャンブルに手を出してきたGamble GOですが、今、一番勝てるギャンブルは株取引でのスキャルピングではないかと思っています。しかも合法

パチンコ・パチスロは、ガチガチ・ベタピンで投入金額にリターンがまったく見合わっていない台ばかりです。また、逮捕されるリスクを負って違法なオンラインカジノで勝負をするぐらいなら、ハウスエッジ「0」で勝ちやすく、イカサマもなく、同様のドキドキが味わえる株取引で十分なのではないかと感じています。

Gamble GOは、ギャンブルの軸足を株取引のスキャルピングに移行したことで、夜は安眠、週末は好きなことに時間を費やす、充実したギャンブルライフを満喫できるようになりました。