2022年02月19日

オンラインカジノで人気の98.48%法(2/3ベット法)の嘘

オンラインカジノで人気の98.48%法(2/3ベット法)の嘘

ざっくり言うと

  • オンラインカジノのルーレット必勝法として名高い?98.48%法(2/3ベット法)
  • 1万回のシミュレーションをエクセルで検証
  • 成功確率は98.48%でも何でもなく、理論値の64.9%に近い結果に

過去の結果が次回に影響を及ぼさないことは、ギャンブラーの中では当然のこととして知られている話です。あまりのくだらなさから、これまでまともに考えたこともなかったのですが、オンラインカジノのルーレット必勝法として名高い?98.48%法(2/3ベット法)を簡単にエクセルで検証してみました。

 

◆98.48%法(2/3ベット法)とは

3倍返し(賭け金を含めて3倍配当)となるダズンベッドまたはコラムベットの賭けエリアを利用します。ダズンベットやコラムベットはチップ1枚で12個の数字をカバーする賭け方です。

<ダズンベット>

<コラムベット>

ダズンベットでは、「ファーストダズン:1st 12」(1~12)、「セカンドダズン:2nd 12」(13~24) 「サードダズン:3rd 12」(25~36)と書かれた3エリアがあり、それぞれがその横にある12個の数字に対応しています。

98.48%法(2/3ベット法)は、「4連続で同じエリアにボールは落ちないだろう」という考え方を基にしています。

ダズンベット(37個のうち12個をカバー)と「0」が当たる確率は、13÷37=35.14%
※ここで、なぜ「0」を含むのかは謎です。
それが2連続で起こる確率は、0.3514^2=12.34%
それが3連続で起こる確率は、0.3514^3=4.34%
それが4連続で起こる確率は、0.3514^4=1.52%

4連続で起こらない確率(100%-1.52%=98.48%)にちなんで、98.48%法(2/3ベット法)法と呼ばれています。

 

◆98.48%法(2/3ベット法)のやり方

①賭けずに観察する、もしくは、オンラインカジノであれば空回しする
②同じエリアに3回連続で落ちたら次のゲームから参加する
③3回連続で出たエリアを外して、残りの2エリアに賭ける

<成功したら>
④A:①に戻る

<失敗したら>
④B:4回目も同じエリア、もしくは「0」ではずれた場合、再度残りの2エリアに賭ける
(さすがに5連続で同じエリアにボールは落ちないだろう…)
④C:今回のチャレンジは負けたと諦めて、①に戻る

 

◆エクセルでの1万回シミュレーション結果

1万回のシミュレーションのうち、3連続で同じエリアにボールが落ちたのは、746回。
※簡単にシミュレーションするため、3連続中の「0」は考慮していません。
「1st 12」(1~12):249回
「2nd 12」(13~24):252回
「3rd 12」(25~36):245回

<98.48%法の失敗確率>
4連続で同じエリアにボールが落ちる、または「0」は、269回。
269/746=34.3%

<98.48%法の成功確率>
100%-34.3%=65.7%

ダズンベットを2ヵ所に賭ければ24個の数字をカバーするので、当たる確率は37分の24で64.9%です。言わずもがなですが、 過去の結果が次のゲームに影響を及ぼさない独立事象のルーレットでは、3連続で同じエリアに落ちた後の4回目であっても、この確率に収束します。

たかだか1万回のシミュレーションでも、98.48%法がフェイクであることがわかります。成功確率は98.48%でも何でもなく、理論値の64.9%に近い結果となりました。

 

◆さいごに

オカルトを信じるも信じないも賭ける人の自由ですが、オカルトへの過度な期待は破滅の元になるのでご注意を!