2022年02月19日

2021年のアメリカギャンブル収益は、6兆円超えで史上最高額を記録

2021年のアメリカギャンブル収益は、6兆円超えで史上最高額を記録

ざっくり言うと

  • 2021年のアメリカ商業ギャンブル収益は530億ドル(約6兆950億円)に達し、過去最高額を記録
  • スロットマシンとテーブルゲームの合計収益は449億4000万ドル(前々年比6.6%増)
  • スポーツベッティングとiGamingの年間合計収益は80億ドル(前年比58.0%増)

2022年2月15日、米国ゲーミング協会(AGA)の商業ゲーミング収益トラッカー(Commercial Gaming Revenue Tracke)によると、2021年のアメリカ商業ギャンブル収益は530億ドル(約6兆950億円)に達し、過去最高額を記録しました。
この金額は、2019年のこれまでの記録436億5000万ドルを21%以上更新しています。

 

 

◆個別トピックス

・施設カジノのスロットマシンとテーブルゲームの合計収益は449億4000万ドルで、前回の記録である2019年より6.6%増加しました。

・スポーツベッティングおよびiGamingの年間合計収益は80億ドルで、2020年から158.0%増加し、年間ギャンブル収益の15.1%を占めています。

・スポーツベッティングの成長は2021年に加速し、取扱高が572億ドル、収益が42億9000万ドルとなり、それぞれ2020年比で165%、177%の伸びとなりました。ネバダ、ニュージャージー、ペンシルバニアなどの既存市場での強い需要に支えられ、アリゾナ、コネチカット、ルイジアナ、メリーランド、サウスダコタ、バージニア、ワイオミングの7つの新しいスポーツベッティング市場の立ち上げによってさらに押し上げられています。

・iGaming市場は、コネチカットとミシガンの2州が新たに加わり、収益が過去最高の37億1000万ドルに達しました。

 

 

◆さいごに

2021年は、オンラインギャンブルの成長が際立っています。

そして、今年1月8日に解禁されたニューヨークでのオンラインスポーツベッティングは、オープンから30日間で約20億ドルの取扱高を記録し、ギャンブル事業者の総収入は1億3800万ドルを超へ、7060万ドルの税収(税率51%)を自治体にもたらしました。

ニューヨーク州ゲーミング委員会のロバート・ウィリアムズ事務局長は、同州で認可を受けた7つのオンライン・スポーツベッティング・サービスには、30日間にニューヨーク州内の176万以上のプレイヤーが参加し、約1億8700万回の賭けが行われたと説明しています。

一方で、なかなか前進しない日本カジノですが、いっそのことオンラインに振り切ってもいいように思います。