ざっくり言うと
- アメリカでスポーツベッティングが解禁されて4年
- 賭け金総額は、1,254億ドル(16兆1,766億円)
- 収益は、88億ドル(1兆1,352億円)
- 州政府や地方自治体に13億ドル(1,677億円)以上の税収をもたらしている
米国最高裁が2018年5月にスポーツベッティングを解禁したことで、現在、35の州とワシントンD.C.でスポーツベッティングが合法化されています。結果、アメリカの成人の半数(1億3,000万人)が国内で合法的にスポーツに賭けることができるようになっています。
2018年5月以降、1,254億ドル(16兆1,766億円)がスポーツに賭けられ、88億ドル(1兆1,352億円)の収益を生み、州政府や地方自治体に13億ドル(1,677億円)以上の税収をもたらしました。
Legal US sports betting sees $125.4B handle and $8.8B sportsbook revenue in four years since PASPA’s repeal
(プロフェッショナル・アマチュアスポーツ保護法廃止後4年で、米国の合法スポーツベッティングの賭け金は1,254億ドル、収益88億ドル)
最新のデータでは、2022年第1四半期はスポーツイベントが活況で、スポーツベッティングの総賭け金は前年同期比で倍以上となる263億4,000万ドル。収益は前年同期比で64.6%増となる15億8,000万ドルの過去最高額を記録しています。
◆さいごに
アメリカゲーミング協会のCEOビル・ミラー氏は、スポーツベッティングの急成長・大成功について、「4年という短期間で合法的な賭けが前例のないほど成長したことは、連邦政府による合法的なスポーツベッティングの禁止が失敗に終わったことを明確に示している。また、合法的なスポーツベッティングは、闇市場を撲滅し、潤沢な税収を生み出している。」とまとめています。
日本では時代遅れの施設カジノの誕生すらままならない状況ですが、もう少し世界の現状に目を向けていただきたいものです。