2023年04月08日

公営ギャンブル売上まとめ(2023)

公営ギャンブル売上まとめ(2023)

ざっくり言うと

  • 2022年度の競馬全体の売上は、4兆3,244億円で前年比106%
  • ボートレースの売上は、2兆4,142億円で前年比101%
  • 競輪の売上は、1兆908億円で前年比113%
  • オートレースの売上は、1,075億円で前年比104%

2023年(2022年度)の公営ギャンブルの売上まとめ。
(2023年6月12日、宝くじの売上が発表されたため、グラフを更新しました。)

中央競馬、地方競馬、ボートレース、競輪、オートレース、宝くじ、すべて、前年比でプラスです。


<公営ギャンブルの売上推移>(単位:億円)
※2023年6月12日付

 

◆個別トピックス

<競馬>
競馬全体の売上は、4兆3,244億円前年比106%

中央競馬の売上は、3兆2,540億円で前年比105%。11年連続の増加。
(集計期間:2022年1月1日〜2022年12月31日)

地方競馬の売上は、1兆704億円前年比108%。10年連続の増加。
(集計期間:2022年4月1日〜2023年3月31日)

また、上記の集計には含まれていませんが、北海道帯広市主催のばんえい競馬の売上は554億円で前年比107%
帯広市の単独開催になった2007年度以降で過去最高。
(集計期間:2022年4月1日〜2023年3月31日)


<ボートレース>

ボートレースの売上は、2兆4,142億円で前年比101%過去最高を更新。10年連続の増加。
(集計期間:2022年4月1日〜2023年3月31日)


<競輪>

競輪の売上は、1兆908億円で前年比113%。9年連続の増加。
(集計期間:2022年4月1日〜2023年3月31日)


<オートレース>
オートレースの売上は、1,075億円で前年比104%。6年連続の増加。
(集計期間:2022年4月1日〜2023年3月31日)


<宝くじ・toto>
宝くじの2022年度の売上は、8,324億円で前年比2.3%増
(集計期間:2022年4月1日〜2023年3月31日)

22年度からスタートしたインターネット専用くじ「クイックワン」が好調、売上は154億円。
ロト7は、「キャリーオーバー」が貢献し、売上は18.2%増の1,271億円。
ジャンボくじ5種類の売上合計は、1.9%増の3,137億円。

スポーツくじ(toto)の2022年度の売上は、1,114億円で前年比1.5%減
(集計期間:2022年4月1日〜2023年3月31日)

BIGに代表される非予想系くじが売上の88%を占める。
一方で、「ワールドカップにも賭けられる」で話題となった「WINNER」の売上は47億円。


<参考:パチンコ>
ダイコク電機の「DK‐SIS白書2023年版」によると、2022年のパチンコ市場規模は総売上14.6兆円(前年と同数値)、総粗利約2.38兆円(前年比0.01兆円減)で横ばいとなり、コロナ禍前の7割強に留まっています。内訳は、パチンコが8.8兆円(前年比0.6兆円増)でパチスロが5.8兆円(同0.6兆円減)、粗利はパチンコが1.52兆円(同0.11兆円増)で、パチスロが0.86兆円(同0.12兆円減)となっています。

 

※昨年分、2022年(2021年度)はこちら