2022年09月18日

過去12ヶ月間でスポーツに賭けたのは成人の5人に1人(米国)

過去12ヶ月間でスポーツに賭けたのは成人の5人に1人(米国)

ざっくり言うと

  • 過去12ヶ月間に何らかの方法でスポーツに賭けたのは、米国成人の19%
  • スポーツベッティング合法化の評価
  • 社会全体においては、否定的(34%):好意的(8%):ニュートラル(57%)
  • スポーツ界においては、否定的(33%):好意的(16%):ニュートラル(49%)

2022年9月14日、アメリカのピュー・リサーチ・センターは、米国成人の約5人に1人(19%)が、過去12ヶ月間に何らかの形でスポーツにお金を賭けたことがあるという調査結果を発表しました。

 

◆スポーツに賭ける最も一般的な方法は、友人や家族

過去12ヶ月間に何らかの方法でスポーツに賭けたのは、米国成人の19%。

・過去12ヶ月間に友人や家族とスポーツでお金を賭けたことがある(15%)
・過去12ヶ月間にカジノや競馬場、ベッティング・キオスクで直接スポーツにお金を賭けたことがある(8%)
・ベッティングアプリやスポーツブック、カジノでオンラインにお金を賭けたことがある(6%)


(出典:Pew Research Center)

 

◆属性ごとの分析

性別、世代、人種では違いが見られ、学歴、世帯収入、支持政党では大きな違いは見られない。

・男性(24%):女性(15%)
・50歳未満の成人(22%):50歳以上の成人(17%)
・白人(18%):黒人(27%):ヒスパニック(24%):アジア系(10%)
・大卒(18%):非大卒(20%)
・高所得世帯(22%):中所得世帯(19%):低所得世帯(19%)
・民主党および民主党寄りの無党派層(21%):共和党および共和党寄りの無党派層(19%)


(出典:Pew Research Center)

 

◆スポーツベッティング合法化の認知と評価

スポーツベッティング合法化の認知は、
よく読んだり聞いたりする(12%):少し読んだり聞いたりする(44%):全く読んだり聞いたことがない(44%)

スポーツベッティング合法化の評価は、
社会全体において
否定的(34%):好意的(8%):ニュートラル(57%)

スポーツ界において
否定的(33%):好意的(16%):ニュートラル(49%)


(出典:Pew Research Center)

 

◆さいごに

米国で最高裁が商業スポーツベッティングを事実上合法化してから4年、今では31州とワシントンD.C.がスポーツベッティングを解禁しており、アメリカ人がスポーツに賭けた金額は1,250億ドル(約19兆円)に達しています。

一方で、期待された日本カジノは、大阪と長崎の2拠点が国に申請をあげていますが、地元の大きな反発などでそれすら実現するか定かではありません。いっそのこと日本もアメリカに倣ってみては。