ざっくり言うと
- ITmediaが報じた最新カジノのセキュリティ事情
- その内容が具体的に紹介されるのは、はじめてなのでは
- カジノだけでなくギャンブル関係者は必読の記事です
ITmediaが報じたこちらの記事。
「カジノの“監視ルーム”はどうなっているのか 潜入してみた」
カジノ従業員でも担当者以外はまず入ることができない監視ルーム。噂では聞くことはありましたが、その実態をここまで詳しく紹介した日本のレポートを読んだのははじめてです。内容も興味深いのですが、それ以上にこの記事が公開されたことに驚いています。
また、記事を報じたITmedia社、ならびに、監視ルームを公開してくれたスタジオ・シティ・マカオには感謝の気持ちでいっぱいです。
以下、読みどころ満載の本記事ですが、その中でもCAZYが特に興味を持った点です。
スタジオ・シティ・マカオは、2015年にオープンしたテーブルゲーム290台、スロットマシン1200台の最新鋭のカジノですが、監視カメラの数は約3000台とのこと。
『映像の精度はどのくらいなのか。カジノのテーブルで、プレーヤーはどんなトランプを手にしているのかといったことまで分かるんですよね。実際に見ていただけますか?彼は「スペードの8」を持っていることが分かりますよね。同時に、ディーラーはどのカードを配っているのかも分かるんです。トランプが入っている「シューター」内にセンサーが搭載されていて、誰にどのカードを配っているのかも、ここで知ることができる。』(ITmediaより)
⇒シャッフルマシンがカードを読み取っていることが書かれています。Gamble GOの体験として、以前、シャッフルマシンがエラーを表示した時、ハートの7が不足していることをシャッフルマシンが示していました。
『すべてのゲームを記録することができるようになりました。例えば、トランプをきちんとシャッフルせずに、順番通りに配るとどうなるのか。カジノ側は大きな損失を抱えるかもしれないので、トランプがきちんとシャッフルされていないときには警告が出るような仕組みになっています。』(ITmediaより)
⇒単にカードを読み取っているだけでなく、その並びをチェックしていることも書かれています。
『特定のお客さんがものすごく勝っている場合は、どうするのか。その人はどういった行動をとったのか、すべてのデータを抽出して、不正があったのかどうかを分析することもできるんですよね。(中略)条件を決めて、データを分析することができるんです。例えば「1週間以内に、1万ドル以上勝った人」といった形で検索すると、すぐに情報がドバっと出てくる。』(ITmediaより)
⇒特定の人のプレー履歴もすべて把握できているということが書かれています。これで税金の言い訳ができなくなりそうな。
この他にもとにかく興味深いこと満載の記事なので、是非、読んでみてください!
2015年オープンのカジノでこれだと、その10年後に誕生するであろう日本カジノは、ものすごいことになりそうですね。