2023年02月15日

2022年12月のパチンコホールの売上は前月比111%、前年比105%

2022年12月のパチンコホールの売上は前月比111%、前年比105%

ざっくり言うと

  • パチンコホールの2022年12月売上は、前月比111%と好調
  • 前年比は105%に増加
  • 全日遊連の調査によると、2022年の新規店舗数42店舗、廃業店764店舗

2023年2月15日、経済産業省は、毎月実施している特定サービス産業動態統計調査において、パチンコホール売上の12月度速報値を公表しました。

パチンコホールの2022年12月売上は、前月比111%と好調。
前年比は105%に増加。

 

◆パチンコホールの売上推移

<データ出典>特定サービス産業動態統計調査(経済産業省)
※本データは、売上上位企業に限定した調査のため、業界全体の売上とは異なります。

 

◆さいごに

2022年1月19日、矢野経済研究所は、パチンコホール経営企業の売上・利益動向調査(2022年)の結果を発表しました。2021年度の売上高平均147億5,800万円に対し、売上原価平均125億6,600万円(構成比85.1%)、販売管理費平均21億3,100万円(同14.4%)、営業利益平均6,100万円(同0.4%)となっており、かろうじて黒字転換したものの、依然、厳しい状況が続いています。

本調査は、ホール経営企業123社の決算情報から売上・利益動向を推計しています。調査対象は、同社の『YANOパチンコデータベース』に収録される全国のホール経営企業2,078社から、企業規模を考慮して任意に123社を抽出。内訳は、大手企業(20店舗以上経営)7社、準大手企業(10〜19店舗経営)26社、中堅企業(4〜9店舗経営)37社、小規模企業(1〜3店舗経営)53社。

また、全日遊連の加盟店舗調査によると、2022年1月から12月までの新規店舗数が42店舗だった一方で、廃業店は764店舗とパチンコ業界の衰退には歯止めがかからない状況です。

 

 

<特定サービス産業動態統計調査:売上データ>
年:売上(億円):前年比

21年1月: 2,168: 74%
21年2月: 1,966: 74%
21年3月: 2,173: 90%
21年4月: 1,903: 173%
21年5月: 2,162: 325%
21年6月: 2,021: 103%
21年7月: 2,197: 94%
21年8月: 2,122: 91%
21年9月: 2,069: 97%
21年10月: 2,083: 96%
21年11月: 1,959: 96%
21年12月: 2,148: 97%
22年1月: 2,267: 105%
22年2月: 1,929: 98%
22年3月: 2,077: 96%
22年4月: 2,067: 109%
22年5月: 2,207: 102%
22年6月: 1,998: 99%
22年7月: 2,213: 101%
22年8月: 2,250: 106%
22年9月: 2,106: 102%
22年10月: 2,169: 104%
22年11月: 2,032: 104%
22年12月: 2,246: 105%