ざっくり言うと
- 2020年度の競馬全体の売上は、3兆8,958億円で前年比109%
- 同じくボートレースの売上は、2兆951億円で前年比136%
- 同じく競輪の売上は、7,500億円で前年比114%
- 公営ギャンブルは、コロナ禍をものともせず大躍進
最新版はこちら:公営ギャンブル売上まとめ(2022)
2021年(2020年度)の公営ギャンブルの売上まとめ。
<2020年度のギャンブル売上と監督省庁>※2021年11月15日付
※パチンコの控除率は、推計粗利率を記載
◆個別トピックス
<競馬>
競馬全体の売上は、3兆8,958億円で前年比109%。
中央競馬の売上は、2兆9,835億円で前年比104%。9年連続の増加。
(集計期間:2020年1月1日〜2020年12月31日)
地方競馬の売上は、9,123億円で前年比130%。9,000億円を超えたのは29年ぶり。
売上に占める電話・インターネット販売の比率は93.2%。
地方競馬の中でも、兵庫は1,125億円で前年比147%、高知は854億円で前年比151%と大躍進となっています。
(集計期間:2020年4月1日〜2021年3月31日)
また、上記の集計には含まれていませんが、北海道帯広市主催のばんえい競馬の売上は484億円で前年比156%。帯広市の単独開催になった2007年度以降で過去最高額を記録しています。
<ボートレース>
ボートレースの売上は、2兆951億円で前年比136%。8年連続の増加で、2兆円を超えたのは28年ぶり。2010年度の売上が8,435億円だったことを考えると、わずか10年間で2.5倍に成長しています。
(集計期間:2020年4月1日〜2021年3月31日)
<競輪>
競輪の売上は、7,500億円で前年比114%。7年連続の増加。
(集計期間:2020年4月1日〜2021年3月31日)
コロナ禍での度重なる開催中止、無観客開催、9車から7車へのレース縮小にもかかわらず、2020年度売上目標の7,000億円を大きく上回る業績となっています。
<オートレース>
オートレースの売上は、946億円で前年比128%。4年連続の増加。
(集計期間:2020年4月1日〜2021年3月31日)
<宝くじ・toto>
宝くじの売上は、8,1601億円で前年比103%。
(集計期間:2020年4月1日〜2021年3月31日)
スポーツくじ(toto)の売上は、1,017億円で前年比108%。
(集計期間:2020年4月1日〜2021年3月31日)
<参考:パチンコ>
公益財団法人 日本生産性本部によるレジャー白書2021によると、パチンコの市場規模(貸玉料金の総計)は、20兆円から14.6兆円に下落し前年比73%。
2020年のパチンコの参加人口は、前年から180万人減の710万人。1990年代のピーク時の4分の1にまで縮小。
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