ざっくり言うと
- フィリピンの宝くじで、当たり目が「9、18、27、36、45、54」のすべて9の倍数になる珍事
- 南アフリカの宝くじで、当たり目が「5、6、7、8、9、10」の連番になる珍事
- 「ロト」の攻略法は、人が買わない番号を買うことに尽きる
言わずもがなですが、ロトでは、どの番号を選んでも当たる確率は同じです。しかしながら、当たったときに貰える金額は、番号の選び方によって大きな違いがあります。
◆当たり目が「9、18、27、36、45、54」のすべて9の倍数になる珍事
2022年10月2日、フィリピン政府が運営する「グランドロット宝くじ」で、433人が1等に当せんし、当せん金2億3,600万ペソ(約5億8,000万円)を分け合う珍事が発生しました。
グランドロット宝くじでは、1~55の番号の中から6つの番号を選び、6つの番号すべてが当たれば1等になります。そして、今回の当せん番号は「9」「18」「27」「36」「45」「54」で、すべて9の倍数でした。
◆当たり目が「5、6、7、8、9、10」の連番になる珍事
2020年12月2日、南アフリカの国営ロトくじ「パワーボール」の当たり目が「05」「06」「07」「08」「09」「10」と、すべて連番になる珍事が発生しました。
Six in a row: winning numbers in South African lottery are: 5, 6, 7, 8, 9 and 10
6つの数字すべてを当てた当せん者数は20人で、当せん金額は585万1989.40ランド(約4,000万円)となっています。
この結果を受けて、南アフリカ人がソーシャルメディア上では、「インチキ」「当せん番号が改ざんされた」などの噂が飛び交いましたが、不正が行われるなら、逆にこのような不自然な数字は選ばれないはずです。
◆何らかのパターンに基づいてロトの番号を選んでいる人は驚くほど多い
例えば、1986年6月7日のニューヨーク州ロトでは、「8、15、22、29、36、43」を選んでいた人が1万4,697人いました。また、1988年10月29日のカリフォルニア州ロトで最も人気の組み合わせは「7、14、21、28、35、42」で、1万6,771人から選ばれていました。数が7つ置きになっているこの2つの組み合わせは、ロトの申込カードのレイアウトに影響されたものと考えられています。
◆さいごに
言わずもがなですが、「ロト」の攻略法は、人が買わない番号を買うことに尽きます。