16回連続で1等出ず、MEGA BIGのキャリーオーバー約63億円

「くじ史上最高額の1等12億円」の触れこみで2020年2月15日にスタートしたMEGA BIG。
2024年2月5日の第1427回以降、16回連続となる約3ヵ月間1等が出ておらず、約63億円までキャリーオーバーが積みあがっています。

＜5月月28日追記＞
ついに、第1456回 (05/28)で20回ぶりに1等が1口が出ました。
キャリーオーバーは、依然、60億円超となっています。

 

◆MEGA BIGの仕組み

MEGA BIGは、指定されたサッカー12試合の両チームの合計得点数を当てるくじです。ただし、合計得点数を予想することはできず、コンピュータがランダムにくじを発券するため、完全に運任せのくじとなります。MEGA BIGは1口300円で、1等はキャリーオーバーがない場合は、最高7億円。キャリーオーバーがある場合は、最高12億円となっています。

現在のキャリーオーバーは60億円を超えているため、1等が5口までなら満額の12億円を獲得できるチャンスです。ちなみに、ロト6やロト7と違って、MEGA BIGでは当せん番号がコンピューターによる完全ランダムのため、狙って同じ番号を複数枚購入することはできません。

当せん金の配分割合は、販売金額の50％を配分元として、

1等（全試合的中）70％
2等（1試合はずれ）14％
3等（2試合はずれ）2％
4等（3試合はずれ）3％
5等（4試合はずれ）5％
6等（5試合はずれ）6％

 

◆MEGA BIG1等の当せん確率は？

1等を当てるには、「1点以下＝【1】」「2点＝【2】」「3点＝【3】」「4点以上＝【4】」の4通りある合計得点数を12試合すべて的中させる必要があります。

【1】【2】【3】【4】の出現率が均等の25％（4分の1）と仮定すると、

0.25の12乗＝0.000000005960464477539＝16,777,216分の1

この確率は、1等が2,000万分の1の年末ジャンボよりも当たりやすいことになります。

正確には、【1】【2】【3】【4】のそれぞれの確立にはばらつきがあり、2019年のJ1のリーグ戦の全306試合の結果は、【1】は80試合（26.1％）、【2】は85試合（27.8％）、【3】は63試合（20.6％）、【4】は78試合（25.5％）となっています。

 

◆キャリーオーバー額の推移

第1427回 (02/05)　2,471,998,020円　12億円 1口当せん
第1428回 (02/12)　2,716,095,615円　1等なし
第1429回 (02/19)　2,967,948,825円　1等なし
第1431回 (02/25)　3,219,838,260円　1等なし
第1433回 (03/03)　3,473,222,055円　1等なし
第1435回 (03/10)　3,735,427,635円　1等なし
第1437回 (03/17)　4,069,892,535円　1等なし
第1438回 (03/20)　4,249,480,335円　1等なし
第1439回 (03/24)　4,440,752,745円　1等なし
第1440回 (03/27)　4,652,692,095円　1等なし
第1441回 (03/30)　4,867,673,400円　1等なし
第1442回 (04/03)　5,054,620,545円　1等なし
第1443回 (04/07)　5,257,156,935円　1等なし
第1445回 (04/14)　5,527,823,205円　1等なし
第1447回 (04/21)　5,796,997,950円　1等なし
第1449回 (04/28)　6,058,268,715円　1等なし
第1450回 (05/03)　6,294,677,895円　1等なし
第1451回 (05/06)　6,467,728,605円　1等なし
第1452回 (05/12)　6,706,381,845円　1等なし
第1454回 (05/19)　6,980,743,065円　1等なし
第1456回 (05/28)　6,044,202,540円　12億円 1口当せん

 

 

◆過去にはイカサマが噂されたことも

2017年の第909回BIGで、30代の男性が5口と10口を別々に買ったところ、5口と10口の前半5口が全く同じ出目だったことに端を発するBIGイカサマ騒動は、NHKを筆頭に複数のメディアに取り上げられ世の中をざわつかせました。

News Up 天文学的確率？「サッカーくじの数字が一致」（NHK NEWS WEB）

BIGなおとり「宝くじはランダム」は本当か？（日経ビジネス）

くじ「BIG」で宇宙誕生レベルの奇跡が起こる　運営側「全くの偶然」　確率は0.0000000000000000000000000000001％以下（ねとらぼ）

（本人がTwitterで公開した証拠画像）

 

このイカサマ疑惑について、スポーツ振興センターは、男性が投稿したくじは実際に販売されたものと認めたうえで、システムの不具合や不正な操作などによるものではないことを確認したと発表しました。

「BIG」の14桁の数字は、「０」「１」「２」の組み合わせで、3の14乗＝478万2,969通りあります。それが5口一致する確率は、約2.5穰（じょう）分の１。

一 、十、百、千、万、億、兆、京（けい）、垓（がい）、𥝱（じょ）、穣（じょう）
※「穰」（じょう）は、１のあとに０が28個並びます。

 

◆さいごに

前述のイカサマ騒動は、スポーツ振興センターが素直にシステムトラブルだったとミスを認めてくれた方がよっぽどすっきりする話です。ここまでの天文学的な数字を示され、それを偶然の一致で片づけられてしまうと、さすがに買うことを躊躇しますね。