2023年10月25日

交通事故で亡くなる人は、ジャンボ宝くじで1等に当たる人の30倍

小ネタ
交通事故で亡くなる人は、ジャンボ宝くじで1等に当たる人の30倍

ざっくり言うと

  • 2022年にジャンボ宝くじで1等に当せんした人は85人
  • 2022年に交通事故で亡くなった人は2,550人
  • 交通事故で亡くなる人は、ジャンボ宝くじで1等に当たる人の30倍

2023年10月25日、明後日の27日は、ハロウィンジャンジャンボ宝くじの抽せん日です。宝くじを買った人は、この瞬間のわくわく感を堪能していることと思います。

ここで現実的な話をすると、2022年にジャンボ宝くじで1等に当せんした幸運の持ち主はわずか85人です。

バレンタインジャンボ宝くじ(14ユニット)
1等 2億円 14人
1等の前後賞 5,000万円

ドリームジャンボ宝くじ(12ユニット)
1等 3億円 12人
1等の前後賞 1億円

サマージャンボ宝くじ(24ユニット)
1等 5億円 24人
1等の前後賞 1億円

ハロウィンジャンボ宝くじ(12ユニット)
1等 3億円 12人
1等の前後賞 1億円

年末ジャンボ宝くじ(23ユニット)
1等 7億円 23人
1等の前後賞 1億5,000万円

 

一方で、2022年の交通事故死者数は2,550人(2021年は2,636人)で、ジャンボ宝くじで1等を当てた人の30倍です。

※「交通事故死者数」は、事故発生から24時間以内に死亡した人のみをカウントしたもので、極端な言い方をすれば、事故発生から25時間後に亡くなった人は、交通事故死者数に含まれません。そのため、実際に交通事故で死亡した人は、上記よりさらに多くなります。

 

2002年にノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマン博士は、非常に低い確率の出来事をありえそうと感じてしまう「可能性効果」を提唱しています。そして、宝くじの1等が当たりやすく感じるのはこの効果によるものだそうです。


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